母のこと

2005年9月


今は妹の所へ行ってます母の事、だんだん老化が激しく大変です。
多分、このことがストレスを強くしているのかと思いますが・・・。
私の父に始まり、主人の母、子供のいない父方の叔母、つい1年前は
猫の世話を2年間とあいだをおいてですが、やってきました。
体は疲れるものの、みんな喜んでくれる顔を見て
いつも私の心は癒されました。
でも、今の母は違います。92歳で、頭は左に回っています。
寝ている時以外は、やる事なす事、目についていらだつ事もあり
常にそんな母の存在を頭のどこかに感じ
ストレスもたまっていったのでしょう。





ここ数年、母はどんどん変わってきました。
母の口から思わぬ言葉を聞くと、"えーっ!"と心の中で叫び、悲しくなってしまいます。
子供の頃、大きくなったら、母のような人になりたいと何度も思ったことでした。
母ほどの "負けじ魂" はほしいとは思いませんでしたが
いつも積極的に精力的に行動する姿は、私にとって身近な人生の
水先案内人のように思えました。
母が妹宅へ行っている間に、その部屋を整理していると
古いアルバムが積んでありました。
洋画で見た女性のワンピースをすぐにまねて作って、着ている母の写真
女学生時代、腰のあたりまである長い髪を三つ編みにし
女学校の制服を着て、岩山の頂上で岩に足を引っかけて写っている写真
マンドリン片手に心ブラしていた母
厳しい父親に隠れて、ダンスを習いに行ってた日々(それも和服で)
NHKのコーラスに出ていた母 などなど
これらのセピア色の写真に、母が若き頃、いかに楽しく過ごして来たかが見てとれ
思わず、私の顔もほころんできます。  でも目を戻せば現実が・・・。


最近、母と主人と3人で食卓を囲むとき
いつまでもこの状態が続くだろうとは思えなくなりました。
私は元々記憶力が "バツグン" に "悪い" し、 "良かった" 主人も
そろそろ、忘れっぽくなってきました。
主人、曰く、 "3人でボケたら、こわいものなしやなー" と。


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