我が地区医師会の40周年式典

2006年10月



10/28 リーガロイヤルホテルで医師会40周年記念式典が
会員、家族、スタッフを含め、盛大に行われました。その中で、 " 現在の医療について " と題して講演があり
要約すると、患者さんに対して

○ 病気の説明をする
○ 生活指導をする
○ 正しい知識で正しい医療を施す
○ 正しい記載をする
○ 患者さんの発言に注意する  等々

上記の事柄は、今さら、言われなくても、開業以来、やっていること。
何年か前には、そうでもない医療機関もあったとか。




5月に入院して気づいたのが、医師、ナース、事務らの患者さんに対する
態度、指導、説明であった。 それは従来のイメージに比べ、飛躍的に改善されていると思う。

以前、私も手伝っていたとき
自分の病名・症状・薬などについて、疑問に思うこと、長々と聞いている患者さんがいた。
" 間違ったことを聞いているわけじゃないから、説明するのはあたりまえ " と
ずーっとその話を聞いて答えている夫
他でかかっているのに、そこで聞けないからとうちで聞く人
親戚の人の病状を訴え、診断を仰ぐ人
家族の悩み事を、相談する人
など目にすると
匙加減も大事だけれど、患者さんをトータルで見る時、こんな状況に対応していくのも、大切な事の一つと思う。
このような数字や点数でカウントされない、かなりの部分に、保険はスポットを当てることなどしない。
改善されてきている医療側に対して、後退するような制度を、毎年、進めている。
保険点数を毎年、下げるとか・・・
必要な投薬を不要として、レセプト(請求書)の一部をカットしてくるとか・・・
投薬しているのに、結局、支払われない。
大がかりなストライキやデモもせず、お上から、やられっぱなしなのだ。

何とかこれを打開するような提案・発言がいつされるのかと聞きながら、
私のボルテージは、上がる一方だった。
やがて、問題提起もなく、講演は終わりました。



その後、10年以上の勤続者に、お祝いの金一封が渡され、軽音楽と共に、おいしいフルコースへと。

さらに、クラリネットの北村英治による演奏がありました。
☆ 素敵なあなた
☆ さつきに寄せて
☆ memories of you
☆ 世界は日の出を待っている



やはり生の音はいい。
思ったより音がふくらみ、集まった300人余りは包み込まれました。
それぞれが気分よく、帰途についたことはいうまでもありません。


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