1/1(日) 朝早くに雨が降ったのか、地面がぬれていた。14℃
       


 お雑煮を食べる。このことだけが、日本のお正月を意識させてくれる。
お腹もいっぱいだし、出かけるまで時間もあるので、広いホテルの遊歩道を歩いてみる。
戻ってきたら、いまどき、珍しい餅つきなんて!
パフォーマンスのあと、食べないわけにもいかず
これで、お昼抜きにしましょうと。


       昨日は、ほぼ円形の屋久島の右半分(東側)を
       北東の空港から南にあるホテルまで移動した。
       今日はお昼12時から4時間、南から右回りで、同じドライバーに島一周を頼んでいる。

 干潮の時だけ、入れる
平内海中温泉
台風が来たら、山からこんな大きな石が
ごろんごろん落ちてきて角が取れて
丸くなっている
噴火により噴出した花崗岩には
 質の違う長方形の雲母・石英が
混ざっているので、もろいらしい。
台風の後は片づけるのに
1か月かかるという
 ガジュマルの巨木は
いかにも、南方系
この木の先に住宅があり
ここはゲートのような感じ
車も通行可
 
アオウミガメの産卵地・いなか浜
5月〜7月の産卵に5,000頭上陸し
3,000頭がそれぞれ
130個前後産むという
環境が29℃以上になればメス
それ以下はオスになると
嘘のような話
北太平洋を大回遊する

 アメリカの植物学者ウィルソンが
植物調査に来て、屋久島の
山中深く入った
その時豪雨に会い,雨宿りした洞穴が
巨大な杉の切り株だった
博士の名に因んでウィルソン株
と名付けられた  そのレプリカ
根回り:32.5m 切口:14.41m




       昭和45年に、屋久杉の伐採禁止となり、営林署の職員でにぎわった安房の町の
       その場所も廃村になった。
       いまも作られている屋久杉の工芸品は、土埋木(*)を利用している。
       (*)その昔、利用されなかった幹・根株が林内に放置されたまま、今も腐ることなく残っている

       彼がいうには、ここは限界集落だと。
       (住民の50%以上が65歳以上で、村が共同体として機能していかなくなり
       維持する限界にきている集落)
       ドライバーも70歳近いと思う。
       しかし、若いドライバーよりずっといい。物の言い方がわかっている。
       気配りしながらの説明がいい。
       話が、中央の政治家にまで及んだのは、ちょっと余分だったけれど。


       夕食に出た旭蟹″は、横に歩かず、縦に歩くという。
       生きているときから、朝焼けのような色、丸い甲羅から付いた名前らしい。
       顔を伏せて、うたたねしている子供のよう。味はまあまあ。



                                                屋久島いわさきホテル泊