2011年5月
青春 真っ只中
5月3日 上の孫娘の中・高の文化祭に行ってきた。
彼女の所属する“ESS”で、ミュージカル マンマミーヤをESS卒業公演として、上演するという。
役柄は、主人公ドナの友人、ロージー。
軽快なABBAの曲にのって、歌い踊る娘たちのエネルギッシュなこと!
今の女の子である。英語を重きにおくESSと思っていたら、歌もマイクなしで聞かせるし
全員の迫力ある踊りも、ピタっと決まる。
娘一家は阪神大震災で被災し、その時、生後1年3か月の彼女を3か月間ほど、預かった。
毎日を楽しんで世話したものだった。
その後、年に1〜2回しか、会わないので、いつも会うごとに、その成長ぶりに驚かされていた。
今、メーキャップして舞台に立つ彼女。
精一杯頑張ってきて、この日の舞台で、はじけたように歌い踊る。
「あの小さかった子が・・・」と思った瞬間、ワァ〜と涙があふれて、あふれて・・・。
ラストシーンでは、彼女を含めて、2〜3人の子らが泣きながらのパフォーマンス。
翌日、彼女に電話して 本当によかったよ〜 と、伝えると
見に来てもらって、うれしい! おばあちゃん、泣いてたーー。 と、しっかり、見つけられていた。
演出・振り付け・効果・音響・衣装・メーキャップすべて、自分たちで決め、用意したという。
1000時間もの長い間、朝、授業の前と、放課後遅くまで、卒業生も手伝って、練習したらしい。
互いに助け合い、つらい練習をみなで乗り越えてきた、その時の連帯感と達成感。
この日の感動は、きっと、生涯、忘れえぬ思い出となるに違いない。