ギマランイス・アマランテ・コインブラ
1/21(日)
様々な国、人種、宗教に左右されながら、1143年独立した
初代ポルトガル国王アフォンソ・エンリケス王の生誕地、ギマランイスへ。
又、バスに乗り、アマランテのタメガ川にかかる美しい橋のあたりを散策。
紀元前4世紀には、ローマ人が住んでおり、その統治者アマラントが
この町の名の起源とか。金線細工が有名と聞いて、小さなペンダントトップを買った。
10世紀に建てられた 丘の上の古城 霧に包まれたギマランイス城 |
" ここにポルトガル誕生す " | うまく撮れてないが、町中の アズレージョが美しい玄関 |
大きな道路以外は どこもかも石畳 ヒールでは歩きにくい |
遠景で撮れなかったので 余り、雰囲気が伝わらない タメガ川の橋 |
午後、コインブラへ。 大学の町。卒業式(6月)に、学生達は着ている黒いマントから
始まり、ほとんど裸になるまで、互いに引きちぎって脱がし、あたり全体に、ばらまくとの添乗員の話であった。
今もなお、並木道の両側に、黒い布きれが引っかかっていたので、
へぇ〜っと納得していた。
が、先日、テレビで " 欧州鉄道の旅 "が "ポルトガル"
をやっていて
男子学生が、着ているマントの裾を見せながら
彼女に切ってもらったと言っていたのを聞き
そんなに激しい話でもなく、話半分で、ちょうどよかった。
大学の入口 | 何学部かの建物 現在も使われている |
丘の上の大学を取り巻く コインブラの町 |
夕食 ・付き出し(タラの身をほぐして入っているタラコロッケ)
(豚の血入りソーセージ、生ハムとチーズのロール巻き)
・あんこうのリゾット
・オリーブとタマネギで和えた細切りの豚の耳
スプーンのついているのが 豚の耳の和え物 |
サフランソースでおいしそうだが とても塩辛いリゾット |
すごい量のサラダ |
バターリャ・ナザレ・オビドス・又、リスボンでファド
1/22(月)
1415年〜大航海時代のジョアンT世が、スペインからポルトガルの独立を
守った戦いで、聖母マリアに感謝を捧げるため、大修道院を建てた。
バターリャ修道院(何人かの建築家により、16世紀初頭まで100年以上かかって建設された)は
天井の高さ、30mと、とてつもなく高い。
ジョアンT世とお后のフィリッパ、航海王子エンリケ王子のお墓もある。
又、近くは、第一次世界大戦で犠牲になった戦士の墓を
今も、衛兵が、一時間交代で守っている。やっぱり、日本から遠い国と感じた。
お昼はナザレ(いわしの塩焼きが名物)で
・カルドベルデ(緑のちりめんキャベツのスープ)
・ いわしの塩焼き、じゃがいも添え
・ レタスのてんこ盛りサラダ デザートに焼きリンゴ
もう一つナザレといえばフランス映画 『過去をもつ愛情』 の中で
アマリア・ロドリゲスが "暗いはしけ " を唄った港町としても有名でもある。
バターリャ修道院は、ポルトガルの ゴシック・マヌエル様式を代表する 建物として世界遺産に 登録されている |
修道院の 美しい回廊が見える |
塩辛いがとてもおいしい | 塩やきのいわしは 日本と全く、同じ味 |
丘の上からナザレの町を見る |
午後、オビドスへ。城壁に囲まれた人口800人のかわいい町。
手作りのガラス細工、陶器、布などを売っている。
城壁に登れば、町がよく見えますよと。
階段で上り、上は万里の長城のような通路があると思っていたら
何と、上部に50cm位の、ちょうど城壁の幅だけのものがついていた。
うしろに人が続いているので、そのまま、進むことにした。
右は、ついたてようの城壁の一部、左は落ちたら、頭を打って死ぬ。
" こんな西の果てまで来て " と、思った途端、前にも後にも足が出なくなった。
横を見ないでといわれても、視界がどうしても飛び込む。
蝉のようにへばりついて、芯から、ちぢみあがった。
競馬の馬の視界隠し様のサングラスをかけた友達は、 私の背中から、まわりこみ、先へ行く。
あーっもうダメと意を決して、へっぴり腰でやっとの思いで、10mほど行った時、下りる所あり。
それも城壁を支える岩場なので、気をつけて、なんとか下り、ホッとした。
今から思えば、左目をつぶったら、よかったなー。
この坂の上がいろいろ お店があるオビドスの町 |
冬でも青々しているツタ | 私が登った城壁は 多分、右側の方と思う |
ほとんど、観光客など 見たことなかった |
高速道路で一路、リスボンへ
夜はポルトガルの民衆歌謡『ファド』 を聞きながらの夕食です。
夕食
・ スープ(ポルトガルではいつもジャガイモでとろみをつけたポタージュタイプ)
・ マッシュルームのバター焼き(今日イチでおいしかった)
・ いかの輪切り串焼き(ベーコンと共に) デザート
ファドって、もっと哀愁をおびていると思っていたけれど
男性歌手のは、クラシック調でどちらかというと元気で、とてもイイ声だった。
終わった後、CDをもらうことにした。 日本語に訳した歌詞でもいただいてたら、もっと
歌の内容を理解でき、さらに楽しめたのになぁと少し、残念でした。
肉厚の椎茸ほどの 白マッシュルームは美味 |
いか丸一匹 いかにも素朴な料理 |
ファドの前座をつとめる 踊り子さんたち 幾分、太め |
意味はわからないけれど メロディが悲しげだった |
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