ロカ岬・シントラ城
1/23(火)
ユウラシア大陸、最西端のロカ岬へ
左から右へ大西洋を眺めた時、幾分、レンズのように丸く見えた。
来訪の証明書、1600円也。
首からカードをぶら下げ、ベンツと書いたTシャツの男性観光客の群。
" ドイツから来たのですか? " と、聞けば、何やら、わからぬ言葉を
しゃべった後、" ポルトガルが一番、大切なんだ "
と英語で大きな声で言った。
私も負けずに、 " 日本が一番大切なんだ " と、お返しした。
A4の分厚い用紙に花文字で Mrs Akiko Shimada と。 |
14世紀にジョアンT世が建てたシントラ城
イギリスから嫁いできたフィリッパ后にイギリスと似た、緑深く、湿気の多い
シントラ山に夏の離宮として建てられた。
イギリスの詩人バイロンが 『エデンの園』 と称したとか。
シントラのシンボルは、台所の上にある33mの円錐の煙突。 町のどこからも見える。
お城の中は紋章の間、中国の間、王室の礼拝堂、アラブの間
天井にカササギが描かれているカササギの間、ガレー船の間
アラビア式食堂(部屋の真ん中に、手を洗うための、噴水様の石の台がある)
等々。
中でも、圧巻だったのは、約100平米の台所に並ぶ、銅の大きなお鍋類だった。
いかにも、ここでの彼らの生活が、現実味をおびて、迫ってきた。
内側を紹介出来ないのが残念。
右上の雲がまるで煙のよう |
とうとう、最後の夜になった。
リスボン郊外ケルースにある、ポサーダ・ドナ・マリアT世ホテルでの夕食。
ポサーダとは歴史的建造物を改造した国営ホテルのこと。
ここは元ケルース宮殿を改修したとか。
外観はピンクとホワイトのバロック様式で、内部はクラシックな家具・調度に囲まれている。
建物だけがポツンとあり、周囲に、緑が全くみえなかったのが、何と言っても惜しかった。
雰囲気はいいが、狭いロビー | 優雅に、さよならディナーを |
一日中、ポルトガルびたりというのは、たった五日間だったけれど
なんだか、倍ぐらい、いたような気がするほど、中味が充実していた。
中年にさしかかったエネルギッシュで、30年のキャリアを持つ女性添乗員もよかった。
参加者も、我々より年配の方ばかりで、いろんな意味で、それもよかった。
ユウラシアの最西端まで行ったのだから、それより手前の国々には、これから先
いつでも行けるよねーと笑いあったことでした。
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