新 潟 行き と ポリーニ
2005年11月


11/6(日)主人のお伴で、朝から日帰りで新潟に行ってきました。
音キチの主人は、タンノイのスピーカーのいいのが入ったと聞いては
もう、自分の目で見ないと気が済まないのです。
それも口べたなもので、間(ま)のつなぎにどうしてもついてきてというので
仕方なしについていきました。
普通のオーディオ店と違って、50年ぐらい前の装置を置くこのお店には
オーディオ関係だけではなく、多摩美大を出たオーナーの針金のオブジェ
古いランプシェードに貼った切り絵、海外ののみの市で見つけた絵
ガレ、ミューラー(これは地震があるので偽物がおいてあった)のランプなど
とても楽しい空間でした。
いつもお世話になる新潟の友達とオーナーが知り合いとかで
誰にも渡さず、主人がこのスピーカーをいただくことになりました。
今、狭い家のオーディオ室に5組のスピーカー、空いている子供の部屋に3組。
" どうするの? もう終わりですね? 買うのも " と言えば、まだ一組あるらしい。
" いいわよ。じゃ、家を改造しましょう  " " そりゃ、ちょっと考えるな
ー "


11/12(土) マウリツィオ・ポリーニ ピアノ・リサイタル

シンフォニーホールの会員になってると、皆さんご存じのように会報誌が定期的に送られてきます。
今回、1960年、ショパン・コンクールで優勝し、主要オーケストラや指揮者と
ザルツブルグ音楽祭やニューヨークのカーネギーホールで共演し
近くは2002年に 「ポリーニ・プロジェクト2002 in 東京」 を実現した(パンフレットによる)
マウリツィオ・ポリーニ ピアノ・リサイタルに行ってきました。
私はあまりクラシックのことは誰がいいとかわかりませんので
いつも主人に教えてもらい、一緒に行きます。
最近、頭が疲れた時、考え事をせねばならぬ時、リビングでダン・タイ・ソンの
ショパンシリーズをBGMにかけています。
頭がすーっとして、穏やかな気分ですごせます。
それに比べ、ポリーニのピアノは、なんというかショパンの静かなイメージとは違って
力強さが前に出た演奏でした。
63才という年令より少し年老いて見えましたが、指が動き出すと
会場は息を止めたような、誰もいないような空間に変わりました。
ずーっと聞き進むうち最後の 「英雄 」になり、その表題を知らずとも
いかにもそれらしい訴えが演奏から、感じ取れました。
皆、スタンディング・オベーションで、会場は割れんばかりの拍手で包まれました。
こんな感動が又、人々の心を豊かにしてくれるのですね
さらにパンフに書かれていた
[ " 普段、なかなかコンサートに行くことが出来ない若い方々にも上質な演奏を聴く機会を "
というポリーニの強い希望で若葉シート(3000円)が設けられました ] を見て、又、又感動。

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