京・東山をぶらぶら
2007年5月
千手観音で有名な三十三間堂は、又、通し矢の行われる御堂でもある。
1月15日が成人の日だった頃、毎年、お参りに行ってはお札をもらい、通し矢を見物するのが、常だった。
ここ10年来、訪れていない事もあって、たまっていたお札を納めに、5/13(日)、行ってきました。
真ん前に、京都国立博物館があり、藤原道長展を開催しており、ついでに、見ていくことに。
遠い大昔の書簡、又絵巻に添えられたひらがなの何と、優美なことか!
埋蔵されていた写経の、筆のあとのすばらしさ!
こういうたぐいの展覧会に行くたびに、今に通じる1000年昔の大宮人の審美眼に驚かされる。
よく見ると、中国の観光客 4,000年の歴史の人たちは 藤原道長展のこと どう、見たのでしょう |
歴史と伝統を 漂わせている古い表玄関 |
学生時代、時々散策した哲学の道を思い出した。
昔、こんな柵があったかしら? だ〜れも、いない |
歩道と川の間に入って撮る | みごとに成長した木 こんなん、覚えないな〜 |
流れがきれいのか、鯉や ふなが見え隠れした |
歩道に沿って行くとき 見事なてっせんに出くわした |
日曜の割には、人影の少ない日でいつの間にか、銀閣寺に。
やはり、修学旅行の子供達でゾロゾロ。
足のほうも、いよいよ疲れ、タクシーで早めに予約の料理屋へ。
今回は有職料理(ゆうそく料理)の料亭として名の残る"西陣魚新"へ
2〜3回、移転したあと、町家を買い取って、今に至る。
町家だから、たたみ、壁、天井、障子、中庭がそのままなのがいい。
※ 有職料理・・・平安時代からの貴族の社交儀礼の中で発達した、大饗料理が
公家風の料理形式として残ったものである(ウィキペディア参照)
☆ 大饗料理・・・奈良時代からの貴族社会の接待料理
中国などの影響を受けたこともあり、時代の変化と共に、料理の扱いも変わった。
内容的には、今の会席膳のような形式。
萬亀楼や六盛も共に古く、伝統を守り続けているという。
中庭の回りに部屋があり 写真にはないが、蔵も見える |
骨董ものの、折敷 | 上部のまぐろの大トロは 味に深みがあり とても美味 |
この季節、いつもの鮎 | 茶碗蒸しの中身と同じものを 湯葉で包み あんがかかっている |
カレイ一匹の骨せんべいを お皿代わりに天ぷらを のせている |
鮭のあぶり・牡丹鱧・からすみ の盛り合わせ |
えんどうまめご飯 | デザートはプリン・ごまアイス |
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