再び、ベトナム行き
2005.6

6/12〜6/16  ベトナムの北の方、熱気に包まれたハノイへ行って来ました。

旅行社のプランは一日観光が大体ついていて
何回か行ってると "もう結構" と言いたくなります。
行きたい所をチョイスできる選択肢が多ければ多いほどいいのですが・・・。
やはり、会社の採算上、無理なのでしょう。
でも、ずーっと昔に比べれば、最近はよくなりました。
ホテルとエアのみ、熟年のホームスティ、2人催行、コンドミニアムで
又、アパートメントで過ごすなど、ありとあらゆる人々のニーズに応えようとしています。

今回、二度目のベトナムでしたが、1日観光付きでした。
二日目、シクロ(人力車)に乗って町並みを見たり、水上人形劇、バッチャン焼きの
古い窯を訪ねたり、初体験ばかりでした。
観光に付いていた昼食の "ブラザーズカフェ" や夕食の "エンペラー" もとても美味でした。
特に "エンペラー" はトラディショナルな雰囲気が、ホーチミンの "ホイアン" にそっくりでした。
ここ北ではホーチミンほどでなくても、バイクが多く、マッサージをしてくれた女の人の主人も
そのバイク事故で亡くなったと聞きました。
ガイドが言うにはベトナムの南はアメリカナイズされているが、北は皆、勤勉という事でした。
(これって比較になっているのかしら? と初めは思ったけれどそのうち、なんとなくわかりました。)
それにしても、ホテルの近くのホアンキエム湖の周りにいる人々は
一日中何をすることもなくのんびりとして、退屈じゃないみたいです。

   シクロに乗り
  オペラ座の前で
 シクロの運転手と
  振り向いて、
  笑顔とジェスチャーで
  コミュニケーション
 
おもちゃ通り、親子で
店番、ほほえましい!
この他にシルバー通り
供え物通りなど全部で
36通りあるとか    
    サンダル通り
何故か、懐かしいスタイル
  北部農村に伝わる
     伝統芸能
 楽器と歌に合わせ
 素早い動き
 わかりやすい話で
 楽しめた
 腰まで水につかりながら
 長〜い板の先に付いた
 人形を操っていた人たち
 最後に水の舞台に出て
 きて、観衆の拍手を
 受ける
ブラザーズカフェ
ビュッフェスタイルのランチ
大きな木陰の下で
花と緑に囲まれて
    バッチャン焼き
 バケツに捏ねた練炭の原料?
 を 手ですくって壁に
 打ち付ける!  不思議と
 落ちてこない古い窯のやり方
 その前でホントにキュートな
 女の子をパチリ

 夕食の "エンペラー"で
 バッチャン焼きのお皿に
 脱皮したカニの唐揚げ
 下の葉蘭の色と、とても
 マッチしていた
  バッチャン村の焼き物は
 ガス、練炭問わず、焼いた
 後の絵付けがすべて
 手書きと聞く
 赤系と緑系がある
 スイカ、レイシ、ランプータン
 レイガン(外皮はピンク、内は
 白地に黒ごま、味は大味)

 

私は旅行に出る前から、胃の調子が悪くて
ホテルやレストランでは、おかゆや麺類のみ食べていました。
そんな状態でも、ここまで来て名高いレストラン "オペラ" に行かない手はありません。
そこで口から火を吐くほど辛かったシーフードのソティを食べてみました。 逆療法のつもりで・・・。
そして3人そろって思わず、 "おいしい" と声を大きくしました。
どうして日本語には、まず、発する一言がこの言葉しかないのでしょうか?
他国では形容詞をつけなくても、微妙なニュアンスを持つ(と私は思うのですが、ようわかりません)表現が
何通りもあるとか・・・。   お陰で、今では胃は大丈夫みたいです。

滞在したホテル "ソフィテル メトロポール ハノイ" は白壁に濃い緑の枠組みのコロニアルスタイル
フレンチっぽい雰囲気、清潔感などあふれていて、全く、私好みでした。
ホテルを一歩出るとサウナのような暑さ、日中は冷房の効いた店を選びながら、
ショッピングセンターの "チャンティエン" 、スーパーマーケットを巡り
ひとシャワーを浴びて、先ほどの "オペラ" で三日め終わり。

朝食のレストランで、珍しい果物の名前を教えて貰ったり
"ガムウン" (ありがとう)、"シンチャオ"(昼夜同じでこんにちわ)など
ちょっと言ってみたりしたら、もう最後の日でした。
飛行場へ向かう途中の道路の両側に、たくさんの規格化されたような3〜4階建ての建物が並んでいました。
"お金持ちさんになったら、皆、郊外にこのような家を建てるのですよ。" とはガイドの言葉。
遠い昔、日本でも郊外へ郊外へと行った時代があったなぁと思うのでした。

ホテルの近く
ホアンキエム湖のあたり
緑に囲まれた古い教会 ホテルでの朝食 道路の両側に
間口の狭い石造りの家

ガイドは皆、とても親切だったけれど、一日観光についたさわやかな青年は、そんなに大柄でなく
いつも笑顔を絶やさず、我々につきあってくれました。
この7月から、名古屋方面に通訳として就職すると聞き、我々の一人が
"大阪に来る時はランチくらい、ご馳走しますよ" と言ったとき、"ホント・ホント"と皆半分、本気でした。
人にも料理にも恵まれ、本当に楽しい旅でした。