ギドン・クレーメル トリオ・コンサート
2011年4月


4/9(土) 
     ヴァイオリニストとして世界最高峰にあるギドン・クレーメルを聞きに行った。
     この日、トリオのピアニストが東日本大震災の影響により
     変更になったことを知った。
     代わりに バッハ国際音楽コンクールやその他で
     輝かしい優勝を手にしている ヴァレリー・アファナシエフだという。
     もともとのトリオのクレーメル以外は知らないので、ちょっと気落ちしたけれど
     まぁ、美しい三重奏が聴けたら、それでよしと思った。

当日はこのピアニストでは、なかった



     シュニトケ:ショスタコーヴィチ追悼の前奏曲から始まった。
     曲名から、音の雰囲気は予想できた。
     それは聴衆の気持ちに沿った滑り出しだった。
     あと、 バッハ :シャコンヌ(無伴奏パルティータ第2番)
        ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番
     クラシックをあまり知らない私には、聞き覚えのない曲だった。
     中休み

     後半 ヴィクトリア・ポリェーヴァ:「ガルフ・ストリーム」
     ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番
     知らない曲が続いた。
     さらに、三重奏がハーモニーどころか、それぞれのパートをしっかり演奏しすぎて
     リズムのブンチャ、ブンチャだけが、耳につく。
     半年ぐらい前に期待して、買ったチケットだったが
     クレーメルの美しいヴァイオリンの音は、初めだけで終わった。
     急遽、来日したピアノ奏者との練習不足なのか、選曲の違いなのか。
     迎合するような拍手に合わせる気にもなれなかった。
     夫曰く、今日は面白くなかった。
     お茶も飲まずに、夫と2人で、車でピューと帰ってきた。