美術館と箱根遊覧船


8/12(火) 本来は " 富士山を見る " が、目的だったけれど、今日も曇り勝ちで、ダメだろうと。
        それならと、箱根の数ある美術館の中から、ポーラ美術館とガラスの森を訪れた。
        下調べもせず、何をやってるかも知らずに行った。
        ポーラ美術館は、緑に囲まれた中に、
        大阪中ノ島の国立国際美術館を思わせるような、たたずまい。
        収蔵されている作家は、人気のルノアール、ゴッホ、ゴーギャン、スーラ、モネ、
        セザンヌ、コロー、ピカソ、日本人では黒田清輝、梅原龍三郎、横山大観
        東山魁夷、平山郁夫など60人以上も、あるらしい。
        同じく、地下に展示場があって、シャガール展をやっていた。
        私はあまり、シャガールが好きでない。
        でもよくぞこれだけ集めたと思うほど、作品数が多かった。
        少しでも理解したいと思い、絵の見方をちょっと変えてみた。
        シャガールの絵を見る前に、かれの年譜にざっと目を通し、
        その後、男女が揃って空を飛んでいるわけのわからぬ絵を見た。
        絵の中の人物の眼を凝視する。 しばらく、凝視する。
        すると、彼のあらわそうとしている内なる思いが
        その表題とうまくマッチしているような気がした。
        さらに、背景の色まで、必然性を担っていると思えたのが、不思議だった。


        箱根ガラスの森は、ヴェネチアン・グラス美術館、現代ガラス美術館のほか
        エミール・ガレやドーム兄弟、ルネ・ラリックなどのアールヌーボーのガラス工芸品
        又、東洋の陶磁器もみることが出来た。
        中池を取り囲むようにして、レストラン、水車小屋があり
        ヨーロッパの小さな村を連想させる。



8/13(水) 朝から快晴。タクシーで20分〜30分の乙女峠まで行くと、富士山が見えるかもと。
        行ったけれど、上空がガスに覆われ、やっぱり、だめでした。 時期が悪いと。
        それなら、それで、はじめから言ってくれれば、いいのに・・・。
        空気の乾燥する冬か、5月か6月の残雪の頃がきれいらしい。
        そのまま、強羅まで運んでもらい、登山電車〜ロープウェイで
        桃源台(芦ノ湖の船着場)まで行き、箱根遊覧船に乗る事にした。
        下船後、かの有名な箱根の関所が再現されたとかで寄ってみた。
        あと、施設めぐりのバス(箱根の要所、要所に止まる循環バス)で帰りの途に。